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使えないヘッドレスト

車のシートに設定されているヘッド・レストは、衝突時に首が後ろに振られるのを防ぎ、鞭打ちの症状を出しにくくするものだ。
けして飾りで着いているものではない。

形状は、チャイルド・シートのような側面まで囲うハイバック・タイプが理想である。
しかし大人なら適切に調整出来るだろうという前提で、閉塞感の少ない独立タイプのヘッド・レストが現在の主流だ。
(外して走るバカも居るが‥)

代車のムーブは、ベンチ・タイプ・シートが設定されており、独立式のヘッドレストが設定されている。
しかし、後席の閉塞感を緩和するためか、シートバックの高さが低く設定されており、ヘッド・レストを最も高い位置にあわせてもヘッド・レストの位置が低いのだ。

自慢ではないが、典型的な日本人体型のため座高は高い。
しかし愛車ネイキッド(前の代車のek-WAGONでも)はきちんと頭に届いているのだから、ムーブで届かないのは設計的に意図した物なのかもしれない。

でもシート関係の寸法や強度は、保安基準で厳格に決められているはずなので、これをクリアしていないとは考えにくい。
と言う事は、保安基準そのものが体格の良くなった日本人に合っていないと言う事か?

まあ日本の保安基準では、後席の3点シート・ベルトが規格化されているにもかかわらず、ヘッド・レストの設定は規格化されていないのだから、国土交通省もその程度の認識なのかもしれない。
メーカーも、穴まで開いてるのにヘッドレストをつけて無い確信犯的なモデルを設定していたりする。

商用車のたためる後席はともかく、せめて乗用車の後席ヘッド・レストは義務化してほしいものだ。

使用者としても、適切に調整して使用することを心がけてゆこう。

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コメント

車好殿より身長の高い私ですが、およそトヨタ車で分離式ヘッドレストが最も高い位置にして頭を支える高さに来た覚えがありません。初代カルディナワゴンディーゼルと初代ラウムを所有してましたが、一杯に引き上げても後頭部の下に収まるのが精一杯。これではヘッドレストならぬネックレスト。

車検証に記載される車輌総重量は、車両重量+定員×55kgというのは未だに変わっていませんから、保安基準で定める成人のサイズは昭和30年代から改訂されてないようですねぇ。

投稿: 詩神 | 2005/01/14 11:15

よく言われるように、依然として国産車はシートを軽視する傾向があるようですね。シートサイズを小振りにして室内を広く見せる、フルフラット化を重視して、シートの背を無理矢理低くする、等々。最近良心的ななのは、5ナンバーで最大限シート幅を広くとろうとして室内レイアウトから再検討した日産ティーダでしょうか。サイドウインドウがたっていて、かつリクライニングレバーが中央寄りに配置してありますよね。

Primera

投稿: Primera | 2005/01/15 16:13

皆さんコメントありがとうございます。

頭に届かないヘッドレストを良しとするような規格の基では、まともなシートを期待するのは無駄なのかもしれません。
日産ティーダにはまだ乗ったことがありませんが、シート設計のアプローチとしてはまっとうな線を行っているように思います。
他社も同様な設計方針に動いてくれるきっかけになると良いですね。

投稿: くるまこのみ | 2005/01/15 23:28

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