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2006年3月

ノン・シンクロ・トランスミッション

最近はお目にかかることが少なくなったデバイスに、ノン・シンクロ・トランスミッションがある。

唯一リバース・ギヤに残っていたノン・シンクロが無くなり、マニュアル・トランスミッション自体が少なくなった昨今、もはや化石と言ってもいいかもしれない。

かく言う私も、初代アルト2STモデル(1速のみノン・シンクロ)と、フォークリフトくらいしか運転したことがない。

ノン・シンクロ・トランスミッションは、ギヤを切り換える際に、シンクロメッシュと呼ばれる一種のブレーキにより1次側と2次側の回転を合わせる。 これにより、ギヤが噛み合う時の嫌な音とダメージを軽減させる。

シンクロメッシュ機構により、ニュートラルで一度クラッチを繋ぐダブル・クラッチの技術は、ほぼ不要になった

ダブル・クラッチで運転技術が高いことを誇示する人もいたが、ほとんどはシンクロメッシュに助けられているのに気付かない無駄な操作だった。 私も結局ダブル・クラッチの本当に必要な環境は、ノン・シンクロのフォークリフトを運転するまで解らなかった。 ギヤ比の離れたHI/LOをスムーズに切り換える為には、なにがなんでもダブル・クラッチが必要だった。 とくにシフト・ダウンでは、ダブル・クラッチにヒール&トゥまでが必要だ‥って、そこまでやる必要はないのだが。

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プラットフォーム流用とクルマの大型化

以前にも書いたように記憶しているが、原価低減を御旗にしたプラットフォームの流用戦略がクルマを不必要に肥大化させる一因だと私は考えている。

プラットフォーム流用は日本のお家芸のように言われているが、それをはじめたのは、イタリアのカロッツエリア達だ。

既存の車種のシャシー・フレームにボディーを架装していたのから始まったが、クルマのモノコック化の流れからプラットフォーム流用の原点を見ることができる。

有名な例では、いすゞのフローリアンとそのプラットフォームを流用したジウジアーロ・デザインの117クーペだ。

イタリアのカロッツエリアたちは、ベース車の基本構成‥エンジン・コンパートメントやフロア形状‥サイズを守ったまま、多くは美しいクーペ・ボディを架装した。
こちらの例は、自動車雑誌などでも何かあるたびに語られているので、ご存知の方も多いと思う。

もう一方のプラットフォーム流用の流れは、アメリカにある。
GM・フォード・クライスラーらビッグ3の販売するボディーの肥大化が進む一方、空白になった小型車市場に欧州車(そして日本車)が入り込んでくる。
それらに対向するために、サブ・コンパクト・カーと名乗って登場したモデルたちだ。
これらは、上級モデルのホイール・ベース‥フロア‥を切り詰めて、ホイールベースを短くし、基本構造を大きく変更せずに設計された、言ってみればプラットフォーム流用車である。

どう見てもでかい外寸だが、これがサブ・コンパクトと呼ばれるのは、ホイールベースが100in=2540mmを目安に区切られていたからだ。

極端な例では、AMC社のグレムリンだろうか。
エンジンはV8の5Lまで選べたと言うから、全長4326mm、全幅1793mm、WB2438mmのサイズから考えるとあまりにばかばかしい数字だ。

現在文字通り幅を利かせている幅広小型車の正体は、後者のほうだろう。
上記グレムリンの例のように極端ではないにしても、巧妙にカムフラージュされているものが多い。
小さなクルマの大型化は、メーカーの手抜きを知るバロメーターだ。

軽自動車が売れているのは、優遇された税制もさることながら、そのサイズによるところも大きいだろう。

これは消費者の、不必要な「大型」小型車はいらないという声無き声であることを、メーカーは知るべきである。

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ネタ切れ・引越し・e.t.c.

と言うわけで、本ブログ更新は暫く滞るかもしれません。

‥と、言う割には書き込むかもしれませんが。

見捨てずによろしくお願いいたします <(_ _)>

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ARI

ARIとは、ドイツ語のAutfahrer Runnd-funk Informationの略で、道路交通情報システムの名称である。

おそらくここを読んでる皆さんは、はじめて聞く言葉だと思う。
私も昨日まで知らなかった。

台湾で、現地の高速道路を台北から高雄まで2往復した。
この際に、クルマのラジオは、FMチャンネルをずっと流しつづけている。
何キロ走ってもずっとそのまま‥!?

当然DJも向こうの言葉なので意味がわからないので、運転していた現地の仕事仲間にたずねてみたら、これは道路交通情報だという。
高速道路の全域で、シームレスに放送されているのだそうだ。
内容は、メインの交通情報以外にも通常の放送のようにニュースやDJつきの音楽もあり、とりわけ聴きたいものが無い限りはそのチャンネルを聞きつづけても苦にはならないだろう。

日本の道路交通情報‥いちいちチャンネルを切り替え、聴けるのはざらざらした変なアナウンス‥とは雲泥の差だ。

いいシステムだなあと感心していたが、そのもとがこのARIだ。

1974年から実用化されており、こちらもFMを使った放送だそうだ。
厳密には、電波の干渉を防ぐために、エリアによってわずかに周波数を変えているとのこと。
台湾もおそらくそうなのだろう。
アメリカのカーラジオのようにラジオ側で切り替えをしているのかもしれない。

FM波‥正確には周波数帯‥っを使った理由は、ドイツでは2次大戦以降AM波帯が使えなくなったため、FMラジオが他の国に先駆けて実用化されていたためだろう。

日本では、先にお上主体で利用者に負担を強いる道路交通情報システムが完備してしまったので、このシステムを導入する可能性は無いだろうが、使用者側にしてみればラジオ以外のインフラを必要としないこのシステムは、大変優れたものだと思う。

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北米仕様

北米では、ノッチバックで独立したとランクルームを持つクルマが好まれる。
理由は、ハッチバック車では後ろに何を積んでいるかが一目瞭然で、盗難に会い易いからだと言う。

それでもいろいろ欲はあるので、後席のシート・バックが可倒式のトランク・スルー機構を持つクルマも多い。
しかしやっぱり盗難が心配だ。

そこで全面可倒の場合、シートのロック・リリース・レバーはラゲージ・ルーム側に設定される。
室内にリリース・レバーがある場合は、ラゲージ・ルーム側でロックできるようになっている。
あくまで仕様者の意思でテンポラリーに使って欲しいと言う意思表示である。
アーム・レスト部分しか穴が開かないのも、結局盗難防止対策だ。

更に他の国に無い仕様で、ラゲージ・ルーム内のフード・ロック・リリース・ハンドルが設定されている。
おそらく法規に則ったものとおもうが、畜光塗料でペイントされ、ラゲージ・ルーム内で識別できるようになっている。
これは、犯罪や閉じこみ事故防止対策だろう。

そこまでやる必要があるのか?と思うが、必要だからやっているのだろう。

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カレーライスいろいろ

この間の日曜日、またまたカレーを作った。
今回は、自分の標準レシピどおり。

ところでカレーと言えば、海外に仕事に行った時のこと。
宿泊先は現地のアパートで、うちの会社から8名ほど行っていた。

基本的に外食あるいは自炊のため、順繰りで料理を作っていたのだが、私のカレーはすこぶる評判が悪かった。
曰、「ジャガイモが入っていないのはカレーじゃない」(私のカレーは、焦げ付き防止のためにジャガイモを入れない)とか、野菜が見えない(煮崩れている)のはカレーじゃない(私のカレーは摩り下ろしカレーだから、野菜は見えない)とか‥。
普段考えれば、そんな子供みたいなこと言う人たちではない。

海外と言う環境下では、ふつうの人は食事に対して極めてナーバスになる。
だからこういうちょっとした差でも、気になるのだろう。
海外旅行の短期でさえも食事に苦しむ人がいるのだ。
2ヶ月なら相当苦しいだろう。

私はと言えば、食事に関しては完全に現地と同化出来るので苦労したことは無いが‥。

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救いようの無い馬鹿ドモ

自動車リサイクル料金、経費膨らみ100円値上げ

‥施行から3年間は、既存車と新型車で充分収入があるはずなのに、既に赤字とはこれ如何に?
新型車しか収入がなくなったら、いったいどうやって運営してゆくつもりなのだろうか?

情報管理は、未来永劫続く仕事。
コメントでは「1年間の運用実績をもとに収支計画を見直したので、再値上げの可能性は低い」とあったらしいが、こんな調子では、大幅に収入の減る3年後値上げしないとは、誰も保障できない。

民間企業なら、収入上限をベースに以下に支出を減らすか考えるのに‥まったくお役所仕事は、こうだから‥。

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攻撃は最大の防御

たいした頻度ではないが、仕事で東名高速を走る。

キャリアカーが多いのは皆さんご存知と思うが、発表直前の新型車が偽装なしで乗せられていることが多々ある。

車両の開発に3年弱がかかっていた昔は、たとえば東京モーターショーでプロトタイプを発表、次のショーで市販前モデルをお披露目して、更に1年くらいたってからクルマが発表されたものだが、最近では車両開発から量産まで1年程度に短縮されたために、ショーにいきなり市販モデルが登場し、直後に発売というケースすらある。

こうなってしまうとみんな形は知っているので、キャリアカーでの輸送に偽装などしない。
遠慮なしに公道上を輸送するのである。
発表から2週間の新型車効果受注数を確保するために、発表直後の各ディーラー1台配置も当たり前の昨今、カバーをかけずにすむのは大幅なコストダウンになる。

発表前の新型車に気を使わない、最大の防御策と言えるだろう。

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ADSLの引越し騒動

来月はじめに引越しをする

nifty serve 時代から12年。
ダイヤルアップから、ISDNへ。
長期の出張期間中は、ダイヤルアップに逆戻りし、ADSLを導入したのは、一昨年の7月。
現在のDELL4600cを購入したタイミングだ。

現在40Mのニュースタンダードプランである。
基地局から1.2kmで、実効12M出ているので、なかなか快適である。

ところが今度越すところは基地局から4km以上離れてしまい、同じプランで継続しても実効1M越すかどうか怪しいのである。

低速度だが低損失のプランに切り替えたいのだが、この場合一度現在のニュースタンダードコースを解約し、その後改めてライトコースかエントリーコースへの申し込みが必要になるのだ。

逆のパターン(高速コースへの切り替え)なら解約の必要は無いのに、なぜこんなことになるのだろうか?

今考えているのは、NiftyのIDを残したまま、他社のADSLプランへの乗換えることだ。

こんなこと‥みすみす顧客を逃がすようなこと‥を考える必要が無いよう、引越しプランの練り直しを強く要望する。

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複雑な気分

我が家では‥家計の事情もあるが‥普段はビールではなくその他の雑酒○2を愛飲している。

同時に、嫁さんが妊娠&授乳中に、ノン・アルコール・ビールも買っていた。

ノン・アルコール・ビールもいろいろあるが、よく飲んでいるのは、オーストラリアのWest End Extra Light だ。
購入価格は、一本80円くらい。
原料は麦芽とホップだ‥つまり、ビールと同じ。

‥ん?その他の雑酒○2は、麦芽を使っていないぞ?

ノン・アルコール・ビールのほうがビールの本当の原料を使っている (;_;)

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裏技!

最近は、国産車も幅の広い物が多い。

一方自動車用キャリア・カーの幅は、道路を走るクルマである以上、限界がある。
上之段はともかく、ホイール・ハウスの幅で規制される下段には、幅広なクルマを積みたくても積めない。

そこで!
スライド車軸と呼ばれるトレーラー部の車輪を、積載時には外側に飛び出させる機構が編み出された。

もともと床を低くする為に左右独立のサスペンション構造をしているとは言え、凄いことを思い付く人がいるものである。

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そうそう、これ!2

ホンダ、商用車 パートナー をフルモデルチェンジし発売

ゼストにもエアウェイブにも興味はわかなかったが、パートナーに興味がわくのはいったい何故?

どっちつかずの乗用モデルより、割り切った商用モデルに魅力を感じるのは、ある種のフェチか(爆)

でも、先代パートナー(96年に登場し、99年オルティアがフェード・アウトしても継続生産)&オルティアにはぜんぜん興味わかなかったから、新型パートナー(=エアウェイブ)はもともと商用車的だったということか?

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そうそう、これ!1

ダイハツ、ブーン にモータースポーツ用「X4」を設定

ついにと言うか、やっとと言うか、ストーリア時代にあったX4の復活だ。

このサイズで、このパワーは、なんとも言いがたい魅力。
マニュアル・トランスミッションしかないところもいい。

ハイグレードパックなるものがあるが、これ以上豪華なものは必要ないな。
雰囲気で乗るクルマでもないからこれも必要無いかもしれないが、クルマに余計な出費が出来ない層もいるので‥。

こういう純粋なモデルを、これからも造り続けてもらいたいものだ。

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黒い窓3

スズキMRワゴンCMだが、フロントと前席サイド・ウィンドゥ、黒すぎないか?

最後の横に走ってくのは、CGだと言い張れるかもしれないけど、最初のくるくる回ってるシーンは実写だろう?
リヤのスモーク・ガラスとほぼ同じ濃さなんてありえないじゃないか‥。

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木馬

‥WBのことではない。

1歳になった下の子に、誕生日プレゼントを‥と思ったのだが、なかなか良いものがない。
思いつくものはあらかた長男が持っているので、家にないものを‥と言うことで、木馬を物色している。

途中でこんなサイトを見つけた。
このサイト、いろいろな木馬の紹介をしているが、このサイトで購入できるわけではない。
お店をリンクしているだけなのだ。
なんだか不思議な感じがする。

さて、長男のときに物色していて目に付いたのは、これ
通常のロッキング・タイプではなく、2本のリンクによる足と木馬が分離したタイプだ。
前後への転倒の心配が少なく、床へのダメージも少なそうだ。
ここでも何度か採りあげているボーネルンドが輸入しているものだ。

しかし、なかなか値段が‥と思っていたら、こんなのを見つけた。
タイのPLAN TOYS社の物だ。

ボーネルンドと同じリンク機構を採用し、価格は半分。
写真だけでは仕上げは良くわからないが、コスト・パフォーマンスは高い。

これで決まりかなぁ‥。

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引越騒動2

引越しの見積もり、結局下の5社に依頼となった。

黒猫
あひる
ドラえもん
パンダ
P運輸

N通運は、結局なしのつぶてであった。
遠距離なら強いのかもしれないが、この態度はちょっといただけない。

条件は、
繁忙期を外してよい(4月10日以降で平日可)
荷量は、4トン車1台よりちょっと多い
距離は近い(2km弱)
アパート2階からアパート2階への引越し
梱包・開梱ほとんどお任せ
エアコン2台取り外し、取り付け

見積もりの結果は、

黒猫
あまりやる気なさそう。
見積もり金額も、見積もりそのままの提示。
ここだけ見積もりは開梱なしで19万円+α
ここもN通運同様、長距離が得意なのかも?

あひる
最終的に一番安い見積もり17万円弱
最初の見積もりは19万円強だったが、後から電話をかけて安値を提示してきた
これも戦略か?
ダンボールを置いて行こうとしたが、引き止めた
作業員3人でトラック1台

ドラえもん
18万円ジャストの見積もり
ただし、他の見積もりより作業員が一人多く4人
トラックは2トンと3トンの2台で対応

パンダ
17万円強
2トンでピストン輸送を提示
1度目の見積もりは20万円オーバーを提示し、すぐに勉強しますと値引き額を提示した
これが戦法なのかも?

P運輸
17万円強とパンダとほぼ同じ
地元らしいアットホームな雰囲気はあった
新築への引越しなら、ここがいいかもと思った

上記の見積もりから、17万円強が妥当な見積もりと判断し、見積り額ではなくネーム・バリューと作業員が一人多いということから、業界大手のドラえもんにすることにした。

‥さてこの判断、どうなることやら?

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鈴木亜久里は‥

2006F1開幕直前SP 亜久里と琢磨!夢の日の丸チーム発進!F1参戦へ波乱と絶望・夢と涙の180日!(タイトル長すぎ)視てるけど。

鈴木亜久里はリヤ・シートに乗るとき、シート・ベルトしないんだ‥。

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GMはどこに行くのか

リンク: @nifty:NEWS@nifty:GM、スズキとの資本提携関係を見直し(読売新聞).

スズキ本社の正式コメントはこちら
2005年度の会社概要では、GMとの提携関係はこのように発表されている。
GMからの発表は、3月5日現在無い

まだ詳細な情報は入っていないが(憶測記事なのか?)、あちこち見ると技術提携や販売提携は存続し、出資比率を引き下げるということのようだ。
(売却された株は、私の勝手な推測だがスズキ自身が買い戻し、株式償却するのではないだろうか?)

経済紙予測では、中国市場で有利なGM大宇との関係を強化するのではないかとあるが、スズキは現地に50万台オーバーの生産工場を持つインド市場に強い。
なんかもったいないような気もするが‥。

個人的には、中国市場は巨大でうまみも多いが、リスクも多いと考える。
短期的な利益は得られるだろうが‥それにすがりつかなければいけないほど事態は切迫しているのだろう。

いすゞが後に回ったのは、小型ピックアップ市場のほうが、小型SUVしか持たないスズキより有利と判断したからだろうか。
単に時間の問題かもしれないが。

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明るいのに見えない2

物が見えるというのは、その物のある空間位置と、形状と大きさ、速度が判ることだ。

特に自動車のライトは、静止状態で本を読んだりするような状況と異なり、そのものが見えるよりも最低限の照度で、必要な距離の範囲‥それは速度域によって異なる‥で距離と形状が把握できることが最大の目的ではないだろうか?

まず、見えやすい色温度である必要があろう。
太陽光付近の色温度‥5500k‥は、日中は良いが夜間は本当に効果的なのだろうか。
周りが暗いことを考えると、純正で設定されている4000kあたりがやはり妥当なような気がする。
色温度を決めてから、輝度のチューニング‥必要な光量を確保するのが順番だろう。

次に、配光の問題。
絞ると照度は高くなるが、いたずらに照度が高いのは問題だ。
なぜなら、女優のキャッチ・ライトではないが、白い光の高い照度は立体の把握が困難になる。
適切な配光で、周囲を照らしながら必要の部分に必要な照度があることが大事だろう。
その意味で、輝度が低いバルブを挿入されることが前提で設計されているライト・ユニット(たとえば純正のもの)にHIDバルブを挿入するには問題がある。
ハロゲンでは問題にならない、配光が集中している部分があるかもしれないからだ。
たとえ純正HIDでもハロゲン・バルブ設定に後付のものは、リフレクターの再設計なしにアフター・マーケットレベルの配光のものもあるかもしれない。
そして運転している側は部分的に立体が把握できないが、その眩しさに幻惑され瞳孔は収縮し、周囲が暗く見えるようになる。
これが、対向で眩しく、明るく感じないHIDの現況ではなかろうか。

明るく感じないので、照度を上げるためにいたずらに高い輝度のアフター・マーケット・パーツを挿入する。
それで更に回りに迷惑をかける。

この循環を断ち切るためにも、光軸調整はもちろんだがそれより何より高輝度バルブに最適な配光特性をきちんと考え直すのが、一番必要な処置だと考える。

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明るいけど見えない1

HIDによる前照灯も普及し、次はLEDとも言われている。

新世代のライト類は、数値上明るいことになっているが、実際はどうか?
対向車は眩しいが、自分は明るく見えないなんてことになっていないだろうか。

保安基準では、前照灯の定義は次の通り

第三十二条  自動車(被けん引自動車及び最高速度二十キロメートル毎時未満の自動車を除く。以下この項から第四項までにおいて同じ。)の前面には、次の基準に適合する走行用前照灯を備えなければならない。  一  走行用前照灯は、そのすべてを同時に照射したときは、夜間にその前方百メートル(除雪、土木作業その他特別な用途に使用される自動車で地方運輸局長の指定するもの、最高速度三十五キロメートル毎時未満の大型特殊自動車及び農耕作業用小型特殊自動車に備えるものにあつては、五十メートル)の距離にある交通上の障害物を確認できる性能を有し、かつ、その最高光度の合計は二十二万五千カンデラを超えないこと。  二  走行用前照灯の照射光線は、自動車の進行方向を正射するものであること。  三  走行用前照灯の灯光の色は、白色又は淡黄色であり、そのすべてが同一であること。  四  走行用前照灯の取付部は、照射光線の方向が振動、衝撃等により容易にくるわない構造であること。
要約すると、最高輝度(二十二万五千カンデラ)に対する規制と、最低照度「夜間にその前方百メートル」の規定、個数の規制、色の規制(白色又は淡黄色)がある。

しかし、HIDが設定されているのは、すれ違い灯のほうだ。
この規定は以下の通り。

 3  自動車の前面の両側には、次の基準に適合するすれ違い用前照灯を備えなければならない。ただし、二輪自動車、側車付二輪自動車、カタピラ及びそりを有する軽自動車並びに幅〇・八メートル以下の自動車には、次の基準に適合するすれ違い用前照灯をその前面に備えればよい。  一  すれ違い用前照灯は、その照射光線が他の交通を妨げないものであり、かつ、そのすべてを同時に照射したときに、夜間にその前方四十メートル(第一項第一号括弧書の自動車に備えるものにあつては、十五メートル)の距離にある交通上の障害物を確認できる性能を有すること。
  ここに規定されているのは、照度(前方四十メートル)だけだ。

さて、人間が目で物を見る為には、光が必要だ。
光の成分は、明るさ(光源の強さを表す輝度・照らされた部分の明るさを示す照度)と発色の仕方(色温度)で表される。

輝度・照度は数値が高いほど明るく、色温度は数値が低ければ赤、高ければ青みがかってくる。

HIDは、他のバルブと比べ輝度と色温度が高い。
色温度についてはどうでもチューニングが可能だが、色温度を落とすと輝度が下がる。
単純に明るい物にしようとしたら色温度を極限まで上げれば良いが、この明るさと物が見えるかどうかは別の問題だ。
22500カンデラと言う総量規制もある。

そして最大の問題、物の見易さである。

‥続く。

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マルチ・リフレクター・ライト

ついこの間まで、ヘッド・ライトと言えばガラス面にプリズム状のレンズ面があり、そこを通って光の配光が決められていた。

それが今では反射面側で配光を決定するマルチ・リフレクター・タイプが主流だ。

その前に、レンズで配光を決定するプロジェクション・タイプも流行ったが、レンズ面が小さくできるメリットよりも高コストが災いし、吊り目ヘッド・ライトのデザインが主流になったこともあり今は下火だ。

プロジェクション・タイプのヘッドライトは、一般に暗いと言われた。
私の乗っていたセラもそうだったが、おそらくは光軸が正確なために、乱反射による周囲への照射が制限され、人間の目には暗く感じたのではないだろうか。
レンズタイプのもののように、色収差が分散することもなく周囲に集中するのも暗さ感の原因だろう。

マルチ・リフレクタータイプは電球そのものが露出した構造で、レンズによる損失が少ない分同じバルブを使っていても照度が高い。
後ろの反射板からの光があるので、日中はヘッドライトがキラキラし、なんとなく見栄えが良いという効果もある。
色収差が発生しにくい分、虹がかかったように周辺がボケることもない。

更に思うに、マルチリフレクタータイプの方が設計は楽だ。
相当正確に、CAD上で配光確認ができると思われるからだ。
色収差のこともあるが、光を受けた物体も周囲がボケることなくかっちりした輪郭になりそう。

いろいろメリットは多いが、HIDと組み合わされると、街中でも皆さんお感じの通り問題が多いような気がする。

‥続く。

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うれしい人は誰?

ナビ付きポルシェ、格安キャンペーン

このキャンペーンのねらいが良くわからない。
ポルシェを買うような人たちが、30万円のナビを1割引にしてもらって何が嬉しいのだろう‥。

対象車が限定されていて、

>2005年モデル以降の911カレラ、2005年モデル以降のボクスター、2006年モデル以降のケイマンS、
>2003年モデル以降のカイエン/カイエンS、2006年モデル以降のカイエンターボとなっている

まさか、(裏)サービス・キャンペーンの餌ではないだろうな?

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