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インパルス消火システム

消防博物館がらみが続く。

火は水をかければ消えると言うのは子供でも知っているかとは思うが、どういう原理で消えるのかはあまり知られていない。

結局、水が気化するときに気化熱を奪い、温度を下げることによって燃焼するものの温度を発火点以下に下げることで火が起きないようにすることだ。

これを突き詰めたのが、インパルス消火システム。

高圧で少量の水を噴射することにより水を極限まで微細化し、その表面積を拡げ、一気に気化させることによって水の気化熱を最大限に利用する。
しかし微細化した水は同時に質量を失い、運動エネルギーが保持できない。
これを保持するために、一回り大きい水の塊を先に放出し、その陰に隠して微細な水を消化点に到達させると言ういかにも理詰めなシステムが、開発元のドイツ国民性を物語っていると言えようか。

高圧の空気で水を噴射するため、ガラス程度ならぶち破って消火点に到達する。
日本では主に人が一人で使用できるバックパックタイプしかないが、戦車みたいな大型タイプもある。
高層ビルの高層階での火災時に、最初にガラスをぶち破って消火すことも出来るらしい。
しかも水をばら撒かないので、下層階への水の被害を最小限に出来る。

少量の水で済むため、ヘリコプターでの運用にも適している。

この破壊力を買われて、消防ではなくむしろ警察が暴動鎮圧用に装備しているそうな。

日本であまり普及しないのは、値段のせいなのかなぁ‥。

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